第8回 今回は、“遊び”のお話!

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このコラムも今回で8回目、前回までは“賃貸住宅に関する思い”を書かせていただきましたが、今回は趣向をガラリと変えて“遊び”のお話です。

この原稿を書いている今日は、8月5日、Tokyo2020も終盤戦となっております。このコラムが掲載されるのは9月中旬頃ですから、パラリンピックも終わっているはずです。

私は、オリ・パラで特に応援している選手・競技があった!という訳では無かったのですが、一つだけ、5-6年前からTokyo2020に関連して、関わってきた競技種目がありました。

それは“セーリング”、会場は、神奈川県の江の島ですね!

私は、若いころはウィンドサーフィン(WSF)、年齢を重ねた最近10年は、セーリングを“江の島”で楽しんでいます。

オリンピックのセーリングは6種類、フネの形によって異なりますが、我々のフネは競技用ではないものの、形状は“470”とほぼ同じ、“シーラーク”というディンギーです。

“江の島でヨット”と話すと、“ヨット=湘南=お金持ち”というイメージになりますが、シーラークという艇を一人で持っている訳ではありません。多分もう20年以上前から続いている“共同オーナー制”で、一人年間36000円(月3000円)の会費で維持しています。保管料その他で約年間20万円強のお金が掛かるのですが、6-7人いれば維持出来て、1年中楽しむことが出来ます!実際、気心が知れた仲間と運営しています。

もう一つは、“セーリングクルーザー”。たまたま“シーラーク”の共同オーナーの1人が、ハンターの28フィート(約9.4m)という“セーリングクルーザー”を所有しており、その“クルー”として江の島でセーリングを楽しんでおります。

“セーリングクルーザー”のオーナーは、正直言って、“お金持ち”です。ただ、“セーリングクルーザー”って、オーナー一人では動かせません、かならず“クルー”が必要となります。

よく“海賊映画”で、“手下達が、船長=海賊の長(おさ)に反乱”を起こすシーンがありますよね? あれ、本当なんです。“手下=クルー”が居ないと、フネは動かない・・・・

もちろん、我々クルーは反乱なんて起こしません。基本、オーナーである船長の指示により、クルー、ゲストがセーリングを楽しむというスタイル。

なので、セーリングクルーザーに乗ること自体、おカネは掛かりません!

共同オーナーでない限り、おカネはオーナー、クルーはセーリング要員という区分けがしっかりできているから!

とはいえ、そこは大人の遊び、セーリングクルーザーは“風”で動きますが、クルーには“燃料”が必要ですので、セーリングの日は、クルーはビールやワイン、ツマミ等を持参し、セーリング後の燃料=フネ飲み を提供します。

江の島で、ディンギーとセーリングクルーザーを楽しみつつ、クルーが3-4日の休みが取れる場合には、新島位まではセーリングします。

江の島でTokyo2020を開催している期間は、ディンギーもセーリングクルーザーも江の島のハーバーを明け渡す必要があったので、我らがオーナーは、静岡の安良里という港にセーリングクルーザーを通算約2年、預けて、主に西伊豆でのセーリングを楽しんでいました。

7月には4連休がありましたが、その時は、安良里から用宗のフィッシャーナ(広野海岸公園)までセーリングしました。この時は、いい風が吹いて、約20マイル(36km=海のマイルは1.852km)を、6ノット(時速約11km、ママチャリ位のスピード)で、4時間弱で到着しました!

私は静岡には多いときには月2-3回行きますが、海から静岡に入ったのはこの時が初めてでしたが、なかなか得難い経験でした。

9月には、セーリングクルーザーも、ディンギーも江の島の“定位置”に戻り、2年ぶりにホームグランドでのセーリングを楽しむことが出来るので、今はそれが楽しみです!