第20回 私が出会った人々

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今週初め、“懐かしい方”から電話を頂きました。以前ヨットでご一緒した仲間ですが、コロナ禍はもちろんそのちょっと前から連絡が途絶えがちに・・・・・

彼女はある外資系生命保険会社に勤務しています。その勤務形態はいわゆる“社員”ではなく、“コミッションセールス”、形の上では会社からは独立した“個人事業主”となります。

そこで8年頑張り、今年は“MDRT*”という資格を取った頑張り屋さんです。

そんな彼女がこの先進もうと決断したキャリアは、“リーダーコース”。8年間はいわゆる“営業さん”として優秀な成績を上げてきたわけですが、これからは、自分と同じ若い“個人事業主”達を取りまとめ、マネジメントしていく、という職務です。いわゆる“管理職コース”ですね!

私に電話を掛けてきた理由は、異業種で頑張っている人を紹介して欲しい、とのことでした。営業さんとしては、社内の先輩・同僚から学ぶことが多いでしょうが、管理職となるともっと幅広い管理能力が求められます。

ただ、私はいわゆる“組織”を離れて16年経過しておりますし、既に“還暦組”で、社会の中枢からは外れている立場、直ぐには適任が思い浮かばず・・・・・

彼女より1人“リクエスト”があり、それからは“〇〇で活躍されている方”との具体的条件を聞くにあたり、合計4名の方をご紹介しました。

まず、彼女のリクエストの営業さん、私がFBで絶賛したので覚えていたとのこと。

“彼”はクルマの営業マンです。私が住んでいる東京都下をテリトリーとする販売会社に新卒で入社した後、2年目から8年目まで、常にその販売会社で“トップセールスマン”となりました。確か、年間120-140台位販売していたかと・・・・

彼のスタイルは、“絶対にあきらめない営業、頑張る営業”。いわゆる“昭和スタイル”ですね!私が絶賛したのは、その成績も然ることながら、“典型的な昭和のサラリーマンである私と同じ匂い”がしたから。逆に、精神性に依存する昭和的な営業は、今時は敬遠されるはず。なので、最初にリクエストされた時は、”確かに優秀な人材だけど、参考になるか?”と思った次第。

しかしながら、それを含めて彼女がその営業さんから何かを学び、それを咀嚼し、リーダーとして何かを伝える!ってことが重要で、私がその点に懸念を持つ必要は全くない訳です。

その場ですぐ彼に電話をするも、留守電に・・・・・

次は、“金融・保険関係で知り合いは・・・”とのリクエストだったので、大家専門の損保市場を開拓、我々大家の強力な応援団である損保代理店の社長をご紹介。損保代理店とはいえ、生保も扱っていて、“共同募集”ということをその社長は考えていて、即断で協力していただけることになりました。

私の立ち位置は、“大家さん”ですが、この業界からも”一人紹介して”と言われ、大家さんでありながら、アメリカの不動産投資指標術を学び資格を取得、その普及と不動産投資の正しい知識を広める活動をしている方を紹介し、こちらも快諾いただきました。

4人目は、“若い方”とのこと。残念ながら、私の仕事仲間には若い方(20代)はいません。逆に遊び=ヨットの方には若い方が一杯!そこで、社会人3年目、外資系の通信機器メーカー、アドレス(移動型賃貸)に住まいながら、リモートでバリバリ働いている若者を紹介しました。彼はまだマネジメントの経験はありませんが、それは私が考えることではなく、どう彼から学ぶかは、彼女次第。

そして昨晩、クルマの営業マンから電話がありました。事情を説明すると“快諾”。お互いの近況を報告しましたが、今彼が管理職として担っている仕事は・・・・・電話では理解できない・・・ので、近日中に酒でも飲みながら!ということになりました!

思いがけず“彼女”から貰った電話で、しばらく会えていなかった“営業さん”に会えることになったことに感謝です!

*MDRT(Million Dollar Round Table)とは、卓越した生命保険と金融サービスの専門家による国際的かつ独立した組織。